ドジャース、メッツ守護神ディアスの弟を獲得 WBCプエルトリコ代表の右腕アレクシス

ロサンゼルス・ドジャースは29日(日本時間30日)、シンシナティ・レッズから右腕リリーフのアレクシス・ディアス投手(28)をトレードで獲得したと発表しました。このトレードにより、レッズには昨年のドラフトで指名されたマイナーリーグのマイク・ビラーニ投手(22)が移籍します。
プエルトリコ出身のディアスは2022年にメジャーデビューし、1年目から59試合に登板して防御率1.84という素晴らしい成績を残しました。2023年シーズンは71試合で9勝6敗、2ホールド、37セーブ、防御率3.07を記録し、初のオールスター選出を果たしました。しかし、昨シーズンは60試合で28セーブ、防御率3.99と前年を下回る成績に終わりました。
今シーズンは、6試合で合計6回を投げ、8安打8失点、防御率12.00と振るわず、今月1日にマイナーリーグの3Aに降格されました。それでも、3Aでも14試合に登板し、防御率4.61と苦戦しています。メジャー通算では196試合に登板し、18勝14敗、17ホールド、75セーブ、防御率3.21を記録しています。また、2023年のWBCではプエルトリコ代表として出場しました。ニューヨーク・メッツの守護神、エドウィン・ディアス(31)は彼の兄です。
一方、レッズに移籍するビラーニ投手は、昨年のドラフトで13巡目(全体400位)で指名され、現在ルーキーリーグでプレーしています。さらに、ドジャースは40人の選手枠を空けるために、右前腕の違和感で今月7日に故障者リスト(IL)入りしたリリーフ右腕のイバン・フィリップス(30)を、15日間から60日間のILに移行させました。
ドジャースの投手陣には故障者が続出しており、佐々木朗希、スネルを含む計14人が現在IL入りしています。リリーフ投手ではフィリップスに加え、イェイツ、コペック、トライネンらも離脱しています。